こんばんは。
お待たせしました、師匠の桔梗屋さんの出品予定生体を紹介させていただきます。
今年は桔梗屋さんは
・2017/10/01に神戸にて開催のぶりくら市
・2017/11/05に池袋にて開催のHBM
この2つに参加いたします。
(ちなみに私は今年もHBMでは桔梗屋さんのお手伝いをします!)
まずは桔梗屋さんからのコメントをどうぞ。
今年は2年ぶりにぶりくら出展させて頂きます。
・写真の種、品種以外にも持って行きます。
・今年は繁殖数少なめですので、数が準備出来ていない品種もあります。
・生体のコンディション等の理由により持っていけない場合もあります。
・事前の予約、イベント開場前の販売、イベント当日以外の販売は行っておりません。
・アラバスターとムスラナは今年は販売致しません
よろしくお願い致します。
アラバスターとムスラナは今年は販売されないのですね…残念(´・ω・`)
あと、ヘビの繁殖のサイクルの関係上10月初旬にブリーダーイベントが開催されますとどうしても餌付けが間に合わないことが多く11月開催のイベントの方が数は充実すると思います。
(私も今年コーンスネークがぶりくらに間に合わなかったです…。)
そんなわけでそれではお待ちかねの生体紹介です。
コーン以外のヘビ
いつもと趣向を変えて、まずはコーンスネーク以外のヘビをご紹介します。
桔梗屋さんと言えば!のタイリクスジオシリーズ。
代表してこちらのラベンダーアルビノ。
タイリクスジオにはアルビノが何種かあるようですがそのうちのひとつです。
ブラックラットスネークのラスティリコリス。
私の方の出品予定の記事ではノーマルのリコリスをアップしておりますが、ラスティが入ることでこんなカラーになります。
ジャングルコーンのアルビノ。こちらも桔梗屋名物。
ジャングルコーンとはカリフォルニアキングスネークとコーンスネークの交雑種です。
コーンスネークには無いキングスネーク独特のネオンカラーが発現します!
模様や色にかなり個体差があるのでお気に入りの個体を見つけてみてください。
コーンスネーク
続いてコーンスネーク編!
キャラメル系
基本のミューテーション、シングルモルフのキャラメルです。
いわゆるザンティック、黄色色素増加の変異。
キャラメルテセラ【キャラメル+テセラ】
こちらは上記のキャラメルに模様の変異のテセラの入った品種。
カスターニ系
カスターニ。
「カスターニ」「カスターニエ」などブリーダーさんによって表記ゆれがあるようですが、桔梗屋さんの表記に合わせてカスターニとしています。
(まぁそもそも横文字を無理矢理カタカナにしてるだけなんで正解なんてのはないんでしょうが…)
ハイポエリスリスティック(赤色色素減退)のひとつと言われているようです。
ただコーンはこの手のハイポエリスリ系ってすごい種類があって、私なかなか覚えられない…(助手失格
ベビーの時はノーマルとの違いが分かりにくいですが、微妙にハイポ(黒色素減退)の作用もあるようで、成長とともにふんわりしたパステルチックな色合いになることが多いようです。
マンダリン【カスターニ+アメラニ】
上記のカスターニにアメラニが入るといきなりこんなことに…
目の覚めるようなネオンオレンジですね!
マイアミ系
キャンディーケーン【マイアミフェイズのアメラニ】
桔梗屋名物のひとつ。言わずと知れた紅白くっきりのおめでたいカラー。
桔梗屋さん曰く、ブロッチの形・数に拘りアリとのこと!
アメラニテセラ(マイアミベース)【マイアミフェイズベースのアメラニ+テセラ】
上記のキャンディケーンのような紅白くっきりしたタイプのテセラ。
ウルトラメル系
今回ウルトラメル系の画像を多く頂いております!
去年の紹介記事にも書いたとは思うのですが、念のためウルトラメルについて。
一時物議を醸したウルトラ。アメラニと複対立する新たなるハイポ!(ハイポなのか?)として話題だったのですが、のちに正体がグレーラットスネーク由来ということが分かり、ハイブリッドじゃん!となったミューテーションです。
↑去年の記事から引用(コピペ)
というわけで、ウルトラ(メル)の出自については十分にご留意頂きたく思います。
特にもし将来的にブリードを予定されている場合はウルトラ(メル)の血統であることは明示していただきたいなと…。
桔梗屋さんのように、ウルトラ血統であることをきちんと表記して下されば安心ですね!
ただ、ウルトラメルは他にはない独特なカラーですしペットとして飼うなら綺麗ですしオススメ…!
ウルトラメル(マイアミベース)【マイアミフェイズベースのウルトラメル】
黒色素が減退する感じになるのでモノとしてはクリムゾン【マイアミフェイズのハイポ】に近い感じでしょうか。
ただしハイポよりもより黒が薄くなるはずです。
ウルトラメルアネリ【ウルトラメル+アネリ】
アネリは赤色素が無くなる変異ですが、それにウルトラメルが入ることでこんなカラーに。
ウルトラメルアネリモトレー【ウルトラメル+アネリ+モトレー】
それにさらにモトレー(背中の模様が水玉模様になる変異)が入った品種!
ちなみに、背中が水玉模様になるモトレーと下記のストライプは複対立とされています。
その場合はモトレーとストライプの中間形質になるのだとか。この個体は中間形質の可能性もありそうかも?
ウルトラメルアネリストライプ【ウルトラメル+アネリ+ストライプ】
ウルトラメルアネリに模様の変異のストライプが入った品種。
ウルトラメルアネリテセラ【ウルトラメル+アネリ+テセラ】
こちらはウルトラメルアネリに模様の変異のテセラが入った品種。
模様変異の博覧会やで!
ウルトラメルラベンダー【ウルトラメル+ラベンダー】
こちら桔梗屋名物のひとつラベンダーのウルトラメル入り。
ハイポラベンダーよりもより黒色素が減退します。
ラベンダー系
というわけで、上のウルトラメルラベンダーにもありましたようにラベンダーも桔梗屋さん名物のひとつです。
ラベンダーモトレー【ラベンダー+モトレー】
基本のラベンダーに、模様変異のモトレーが入ったもの。
ラベンダーテセラ【ラベンダー+テセラ】
こちらは模様変異テセラバージョン。
ラヴァラベンダー【ラベンダー+ラヴァ】
ラヴァはハイポと同じく黒色素の減退する変異…とされてますが、個人的には減退の仕方が違うなあと感じます。
ハイポ……物量的に黒の色素が減る
ラヴァ……黒色素が薄くなる
といった感じでしょうか。(伝わるのかこのニュアンス……。)
とはいえ個人の見解なので間違ってても許してくださいw
アマレット【ラベンダー+ハイポ+キャラメル】
こちら、まだまだあまり見かけることのない品種。
砂糖菓子のようなふんわりファンシーカラーですが、今回参考成体の画像をいただいてます。こちら↓
こちらアマレットの参考成体。
ちなみにオスだそうです。うーんこれは綺麗だ……!!!!
ディフューズド系
ブラッドレッドに代表されるような、成長とともに模様の消失する変異です。
アネリプラズマ【ディフューズド+ラベンダー+アネリ】
アネリ+ラベンダーはいわゆるムーンストーン。それに模様消失のディフューズドが入った変異です。
アイスブラッド【ディフューズド+ラヴァ+アネリ】
上記のラベンダーの代わりにラヴァの入った品種。
こちらの方が地色のピンクが強そう?ラヴァの影響でしょうか。
赤系
ラヴァブラッド【ラヴァ+ブラッドレッド(ディフューズド)】
ブラッドレッドはディフューズドと、より赤色が強く出るように選別交配された品種です。
そこにラヴァの透明感が入りなんだかすごい色に…かっこいい!
ラヴァサンキスト【ラヴァ+サンキスト】
こちらも強烈な赤オレンジ!
サンキストは黒色素減退かつ模様の変異のある品種です(特に頭部が独特)
そこにまたラヴァという違うタイプの黒色素減退が入ることでこんなカラーに。
テラッツォ(テラゾーという表記もありますが、桔梗屋さんの表記に準じてテラッツォとしております)
これを赤系とするのはちょっと強引すぎたかも…w
どっちかというとグレー系…。
テセラやストライプと似てる?と思われそうですが、遺伝的にはテセラとテラッツォ、ストライプはまったく別です。
白系
ペパーミント【シンダー+アメラニ】
みんな大好きペパーミント。ほのかに残るかすり模様のピンクがかわいいですね!
ペパーミントテセラ(ストライプ?)【シンダー+アメラニ+テセラ(+ストライプ?)】
こちらテセラ入りバージョン。模様の変異が入ることでまた違った雰囲気に。
おそらくストライプも発現してるようで、テセラ独特のサイドの模様がほとんどない状態です。
確実ではないため?をつけております。
ブリザード【アメラニ+チャコール】
みんな大好きブリザード。
あれっ、桔梗屋さんにはブリザードがいる印象無かったんですが、とうとう…??
追記:一応一昨年からひっそり出されていたそうです…!お手伝いしてても気付かないくらいの早さで売れてしまっていた模様…
バブルガム
こちらバブルガムについて桔梗屋さんからのコメント
以前はスノーの選別交配として紹介していましたが、どうもハイポAの遺伝子座が絡む変異もありそうみたいです。
桔梗屋さんの方で今後も検証されるようなので続報に期待。
そして…
ハイポスケールレス【ハイポ+スケールレス】
え!!???
えっ!!スケールレス!!??
なんと、今回スケールレスが登場するようです……!
最初見た時は二度見。
スケールレスとは文字通り、鱗の無い品種です。鱗がない事によって独特の発色になります。
ちなみにスケールレスも元はテキサスラットスネークなので、ブリードの際はウルトラメルと同じように血統の管理にご留意ください。
ということはテキサスラットスネークではなくエモリーラットスネークですね…
お詫びして訂正いたします。
どちらにしろ異種交配での品種になるので、血統管理の際にはご留意ください。
そんなわけで最後にさらっとすごいのぶっこんでいくタイプの紹介でした!