お久しぶりです。もはや秋にだけ更新されるブログと成り果てました…。(※何年も前からです)
というわけで、毎年恒例のブリーダーイベントが近づいてまいりました。
すでにぶりくら市公式サイトには各ブースの出品リストも公開されております。
そして今年も桔梗屋さん&南水園さん&Forest Worksさんとの共同出展で参加させていただきます。
そんなわけで、私の屋号「くちなわあそび」の出品予定リストを上げさせていただきます。
その前にお約束の……
・生体の状態により、リストに掲載されていても当日は販売を見合わせることもございます。ご容赦ください。
・事前の予約、開場前の販売、イベント当日以外の販売は承っておりません。
それではどうぞ↓
その他のヘビ
今年はブラックラット以外から紹介させていただきます。
相変わらずブラックラットばかりなのでそれ以外になると少ないですが…
まずはクナシリアオダイショウ。しょっぱなから顔にピント合っていないという…。
母親はうちのクナシリアオダイショウわさびさん。桔梗屋さん出身。
そして父親はTwitterで交流のある、coatlさんのところの吹雪(ふぶき)君。
(当サイトへの画像掲載許可いただき済)
去年も実は吹雪君をお借りしてかけたのですが残念ながら不発。というわけで1年越しにやっと生まれました…!
アオダイショウは成長しないと色が出てこないのでベビーのうちは非常に地味ですが、両親ともに綺麗な水色なので将来はなかなか期待できるのではないかな?と思います。
販売数は少な目となっています。売り切れの場合は何卒ご容赦ください…
そして次が同じアオダイショウで、エゾブルー×クナシリ系グリーンのベビー。
こちらは母親はうちのです。桔梗屋さん出身。体色は全体的にグリーンで、頭が青いタイプの個体です。
そして父親がこちらもお借りした個体でぶりくらで共同出展するForest Worksさんのところのエゾブルーくん。
Forest Worksさんが北海道産の個体を使って、青を強める形で選別交配したものです。
これもまた美しい…。
ご注意ください。
こちらは一応北海道産個体と、そうでない個体との掛け合わせになるので、ロカリティーにこだわる場合には要注意です。
アルビノアオダイショウ。
何か特別なラインでもなく、普通のアルビノです。
ただ、両親とも(特にオス)が黄色の発色の強いタイプなので、比較的黄色くなるかも?という感じです。
参考に、父親の画像↓
チワワマウンテンキングスネーク
私の推しヘビベスト3に入るチワワマウンテン。
去年も生まれていたのですが、たった一匹だったのでホールド。
今年は少しですが販売できそうです。
チワワマウンテンは成長してもコーンより少し小さいくらいで、動きは穏やかで性格もとても大人しいです。
少なくとも私は飼ってる個体全てに一度もアタックされたことありません。
チワワマウンテンはもう少し人気出てもいいとおもうんだけどな~!
ただベビーの時少し食いムラある個体が多いのでそのへんがネックですかね…?
コーンスネーク・(ハイポ)キャンディーケーン
両親の組み合わせ的に、ハイポキャンディーとキャンディーどちらも出るのですが、見た目では断言できないので(精進します…)こんな感じの表記になっています。
とにかく丈夫でよく食べるのが自慢ですかね。(これ大事)
参考に母親の画像↓
ブラックラットスネーク
ここからブラックラットのターン。
ウエストバージニア
黒くなると言われるロカリティー。父親はWC、母親はWF1です。
本来ならもっと早くに出せる予定だったのですが、メス個体が亡くなってしまい、まだベビーだったもう一匹のメスが成長するまで待ったため、ここまで時間がかかりました…紆余曲折色々あったので語ると止まらなくなりそうですがこのへんにしておきます。
さて、今回このハッチから妙に黒い個体が生まれまして…。
黒い個体のご尊顔
この左右で分けられているベビーたち、すべて同腹の兄弟なのですが、なぜか半数がハッチリング時点で妙に黒い…。
お腹もこのように、普通の個体は首から胸にかけて白いんですが、妙に黒い個体たちは首あたりから模様が入っている。
妙に黒い個体たちのお腹側↓
通常の個体↓
過去に桔梗屋さんもウエストバージニアをブリードされてましたが『このようなタイプは見たことない』とのコメント。
なんなんでしょうね…。
通常のウエストバージニア↓
妙に黒い個体↓
まだ1回ないし2回しか脱皮していないのにこの黒さ……。
謎は深まるばかり。
こちらは真っ黒タイプを1ペアホールド予定。メスが1匹だけだったので、販売はオスのみです。
通常タイプはオスメス共にいます。(たぶん成長すると結局どっちも真っ黒になるんで、真っ黒タイプでも誰も得しなさそうなYOKAN…)
真っ黒タイプの一匹が、首のあたりに凹みが…。
普通によく食べるし、真っ黒の4匹の中で一番性格も落ち着いているだけに惜しい…!
良い飼い主さん見つかるように、というわけでどうぞ宜しくお願い致します。
ウエストバージニア×ミズーリジャイアント
ビビッちゃって全く顔を出してくれません…。
ミズーリジャイアントとは、ロカリティーがミズーリ州のブラックラットです。
なぜジャイアントとつくかというと、このへんの個体群が大型化するからだとか。
今のところめちゃくちゃデカイ!って感じではないですね……
ただ、確かにウエストバージニアのオスと比べると、筋肉質でがっちりしてる印象です。パワーフィーディングすればもっと大型になるのかもしれないです。
母親のミズーリジャイアント。ご覧の通り黒い…
というわけで、こちらのベビーたちも将来的には黒くなる確率高いと思います。
ただし一点、気を付けて頂きたいことが…
旧来のこの分類ですと、ウエストバージニアの個体もミズーリの個体も同じブラックラットスネークなのですが…。
しかし、2000年に発表されたミトコンドリアDNA系統による分類ですと、今現在コモンラットスネークはイースタンラットスネーク・セントラルラットスネーク・ウエスタンラットスネークの3種となっています。(参考:クリーパー14号)
その新しい分類では
・ウエストバージニアの個体はイースタンラットスネーク
・ミズーリの個体はウエスタンラットスネーク
以上の分類になっています。
なので、新分類の観点からはハイブリッド扱いということになります。
以上の点をご留意ください。
まぁペットなんでどこまでそのあたりの「血統」を求めるか、なかなか難しいところではありますね…。
私のスタンスとしては、ブラックラット・テキサスラット・グレーラット…という呼称を使う以上、旧分類に則ってやっていくつもりです。
新分類に則る場合はイースタン・セントラル…という呼び方をします。
たまにUS便で入ってくるので、新分類で分けておきながら「グレーラット」って名前使ってたりするのを見るんですが、それってどうなの…?って思うんですが……これも語ると長くなるんで自主規制!
ラスティ
「この汚いのがいいんだよ」と一部でひそかな人気。[要出典]
私も経験則でそうでないかなと思っていたラスティのホモ結合がリューシ説、海外でも現状そういう認識のようです。
なのでラスティ=100%ヘテロリューシということですね。
(詳しくはハープサプライさんの記事でどうぞ)
まぁリューシのヘテロかどうかは置いといても、赤色が強調されるのってなかなかいいと思うんですが…
でもやっぱり地味だからなあw
背中の模様はクッキリ濃く出ているのでノーマルリコリス。
今年も数は少なめなので売り切れの際はどうかご容赦ください。
リコリスのアルビノバージョン。
ラスティリコリス
こちらはラスティのリコリス。
ノーマルと比べると、色が薄めです。
参考にラスティリコリスのアダルト個体。
みんな大好きリューシスティック。
今年もやはりそれほど数は多くないです…
あと、両親の組み合わせ的にアラバスターの可能性もあるんですが、見た目で分からない…というかなんとなく違うなとは思うんですが、万が一間違ってると困るんで(精進しますorz)すべてリューシスティック表記になってます。
アラバスターだったら当たりだったと思ってくださいw
レッドアイリューシスティック
こちらは上記のブラックアイと同じくらいの数。
このレッドアイに関してはまだ検証半ばでして、どうもうちに居るアルビノとは遺伝的に関連の無い別のアルビノによって目が赤くなっているらしく…
そのあたりはうちで繁殖スタートした初期からあった疑惑なんですが。
今年もレッドアイリューシとヘテロアルビノで検証を行いましたが結果はアルビノはゼロ。
なのでこのレッドアイリューシに通常のアルビノをかけても、通常のアルビノ因子のヘテロ持ちでもない限り、F1ではアルビノ個体は得られないということは心に留めておいてもらいたく思います……。
ハイポ
今年はハイポはまさかのこの一匹だけでした。
しかもこの個体、見た目には問題ありませんが背骨に触ると分かる程度の凸があります。
ペットとして可愛がっていただける方にぜひ…。
メスです。
ハイビノ。
ハイビノはハイポ+アルビノのコンボ品種。
今年はほとんどメスでした……
ハイポは数少ないし、ハイビノはメスばかりだしで引きが悪かったですね……w
しかし数匹、これはかなりピンクになるのでは?という綺麗な個体がいるのでそれで許してください!(?)
恒例の参考成体画像。去年と同じ画像です。
そんなわけで、以上がぶりくら2018においてのくちなわあそびの出品リストとなります。
今年はアルビノ、アルビノラスティ、キャリコカウサッカーがいません……す、すまねえ…!!
それでは10月7日に神戸でお会いしましょう!