うちにきて約1年半にて、ファンシーラットのトッポ、亡くなりました。
思い起こせばラットの繁殖でもしてみようかしら…と考えていた折、丁度カメ休&ヘビ休のサナエさんからお試しに!と1匹譲っていただける運びになってやって来たのがトッポ。
そう、最初はヘビのエサ用でした(笑
こんな子いますよ~とサナエさんから写真見せていただいて、その中からこの子で♪とフィーリングで選んだのです。
サナエさんから見せていただいた当時の写真。
毛色が違う!(笑
ブルー系の子は特に毛色が変わっていくみたいですからねー。
で、そんなこんなでうちにやって来たトッポですが…
あら、可愛い…。
予備知識でラットはメスの方が性格キツめの子が多いと聞いていたのですが、ところがどっこい、トッポはものすごく大人しくて優しい性格でした。
ネズミ萌えの素質がある弟は大喜び、ネズミ年の母も大喜び(年がバレる?)最初は嫌な顔をしていた父も、優しいトッポに次第にほだされてゆき…
気が付けばペットです。
父なんかは毎日野菜やらなにやら食べ物をあげるのが日課になり相当可愛がってました。
で、今年の5月にあったぶりくら感謝祭ではダンナのジージョを連れて帰り同居生活スタート。
わりと年の差でしたが早速ジージョは頑張ってました。
…が、ついぞ子宝には恵まれず。
まー何かトッポかジージョのどちらかに生殖機能に異常があったんだろうと思ってそのまま繁殖は諦める方向でいきました。
で、10月に入ったあたりからトッポのお腹が膨らみ始め、もしや妊娠!?という事態に。
しかしもしそうだとしたら高齢出産になっちゃうなー…しまった…と思っていました。
ジージョを連れてきた当初から交尾は確認していて今まで妊娠しなかったので、まさか今更妊娠するとは思わなかった!
ところがなんだかみるみる弱り、ついには生殖器あたりから膿っぽいものが。
慌てて動物病院に連れて行ったときには既に遅し。
卵巣腫瘍でした。
妊娠してお腹が膨らんでいるものだとばかり思っていたら、お腹の中は全部腫瘍だったわけです。
色々な判断ミスで全てが手遅れになってしまいました。
最悪の結果です。
以前にもその病院にはお世話になっており、トッポの経歴もご存知です。
というか1年近く前に一度行ったきりなのに覚えててくださった事にびっくりした。
先生は、縁あってうちにやって来て、色々あって餌にならずにペットとして可愛がられてきたという事も分かっているので、どうにか助けてあげたいけど、でももう難しいということを正直に告げてくださいました。
その日の晩、私の手の中で逝きました。
彼女がラットの素晴らしさを教えてくれました。
本当にラットは素敵な生き物だ。
でも、正直また飼いたいとは思わない。
こんなに素敵なのに、あまりにも短すぎると思う。
犬や猫や鳥のように10数年の月日を過ごせるなら別れに対しても準備が事前に出来る。
ラットは犬や猫や鳥のように感情的に近づける存在でありながら、あまりにも寿命が短い。(平均2年と言われてます)
別れるのが早すぎて辛い。
今後うちの爬虫類の活餌としての割り切った付き合いならできるかもしれないけど、コンパニオンアニマルとしては無理です。これはきつい。
お蔭で亡くなった次の日、思い切り目を腫らして仕事ですよ。妖怪ですよ。
どうやら我が家で最後のラットとなりそうなジージョ。
トッポが亡くなった日、異常に興奮してました。やっぱり何か分かってるんでしょう。
♪芳川よしの-マルチネレコード
元気な頃のトッポ。
撫でられるのが大好きで、撫でると指を舐め返してくれました。
安らかに眠れよ。