けんたくん

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私が幼稚園児の頃、「けんたくん」という、牙の片方が折れて無くなってしまったコクワガタのオスが居ました。(今から思うとコクワガタだったのかどうかもアヤシイのですが。)
けんたくんは家のガレージに迷い込んできたらしく運の悪い事に(!)人間に捕まってしまったわけです。
蓋に穴の開いたフラットプラケでわりと適当に飼われ、もちろん穴が開いていたので度々脱走し、よく階段の隅で埃まみれになって見つかったものです…
その後同じくガレージに迷い込んできた多分コクワガタのメスの「はなこちゃん」も運悪く捕まり、同じケースで共同生活していました。
はなこちゃんは結局冬を越せずに死んでしまったのですが、けんたくんは2年生き、結局引越しを期に捕まえられたガレージに再び放してさようならした記憶があります。
ものすごい小さい体なのに一度手に乗せてしまうとすごい力で皮膚にしがみつき、なかなか放してくれなくてものすごい恐怖だった記憶がありますw
それから十数年。


7日に、職場でこんなクワガタが見つかりました。
オオクワガタだとは思うのですが、台湾オオクワ、国産オオクワ、なんとかホーペ、どの種類なのかは不明です。
ただ野生のが入って来れるようなところでは無いはずなので、捨てられたor調子に乗って連れまわしてた人が逃がしてしまった、のどちらかだとは思います。
大きさは60ミリほど。まぁ小物のうちだとは思います。
だから捨てられたんでしょうか?
やり場に困っていて「banzaiさん持って帰ったら?」と言われたので連れ帰ってきました。
もちろん名前はけんたくんでしょう!
私にとってはクワガタはみんなけんたくんですww
オオクワガタは結構長生きらしいんですが(4~5年ほど)まずこのけんたくんが年齢いくつなのかが謎。
掴んでもどうも足に力が無いというか…
もしかしたら寿命が近くて短いお付き合いになるかもしれません。
でも、素敵です、クワガタ!
私は昔からカブトよりクワガタ派です。
それも初代けんたくんの影響があると思います。
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外国産の甲虫が人間の勝手な都合で輸入され、要らなくなれば捨てられ、そして国産昆虫と交雑するという遺伝子汚染が問題になっているという。
捨てちゃあ駄目。本当に駄目ですよ。