2011繁殖その5

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8月29日のこと。
とうとう生まれましたよ!


週に1回のペースで卵の様子見し、キャンドリングをしていたのですが8月28日のキャンドリングでは何故か血管がほとんど見えない…
正直かなり焦ったのですが、どうしようもないので放置。
と思ったら翌日に顔を出してきましたよ。
そうか、出てくる直前は血管が無くなって(?)くるのか。

ところで話は変わって

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さて、右下の個体を見てくれ。こいつをどう思う?
すごく…ピンクアイです…
この子供達、今回の繁殖にあたって桔梗屋さんからお借りした、ブラックラットスネーク・リューシスティックの♂君と桔梗屋さんちのブラックラットスネーク・リューシスティック♀さんの子供。
(※写真の著作権は桔梗屋さんにありますので無断転載シナイデネ!)
♂君はもちろんのこと、♀さんもブラックアイのリューシスティックなのです。
なのに!なんとピンクアイのリューシスティックが生まれたという。
さらに言うなら、♂君と♀さんは購入したお店も年も違うとの事。
つまり、奇跡的に♂君と♀さんは兄弟でもないのに偶然にヘテロアルビノだったということ。(※ピンクアイリューシがリューシスティックとアルビノのダブルホモとして)
こんな奇跡が…!あるのかっ…!
そしてそして、子供にピンクアイが生まれたという事は…
♂君がヘテロアルビノの可能性が非常に高いという事。
コブ
さてさて、コブりんのカラーは?:アルビノでっす☆
劣性遺伝のアルビノのホモ(コブ)×ヘテロ(♂君)…ということは50%の確率でアルビノが生まれてくる!
そうなんです、♂君がヘテロアルビノなのかどうか、今回計らずとも検証する形になっていたのです。

そして子供生まれるの巻

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んでまぁ、生まれた1匹目。
ザ☆ノーマル
どノーマルは結構赤い。
もしかするとリューシのテキサスラットの血の導入が影響してるのかも?(桔梗屋さん談)
※桔梗屋さんがリューシテキサスの血を入れたって意味ではなく、ブラックラットのリューシ自体が誕生の過程においてテキサスラットの血入ってんじゃないの?という説の下の話ですので誤解なきよう。
んで意外に大きい。普通にピンクS飲めるサイズだー。
そして間もなく出てきた2匹目もザ・ノーマル。
まぁ50%の確率なら最初2匹がノーマルだとしても…まだ慌てるような時間じゃない。
基本的に1匹目が顔を出したら他も人為的に卵に切り込みいれても大丈夫、とのことなので遠慮なくザクザク切って行きましたよ。
ほじくり返すのはヤなので切込みだけ入れて後は自然に出てくるまで放置でしたが。
そして3匹目。
!?
なん…だと…!?
えっ、白いよね!?これどう見ても白いよね!?
アルビノじゃないよね!?
ちょっと待て、♂君はヘテロアルビノだけど…
コブもまさかのヘテロリューシスティックだったってこと!?
なんてこったい/(^o^)\
そんなこんなで3子のことが気になりつつ、ざくざくと他の卵にも切り込みを。
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アルビノ来い来い!と思っていましたが…
おかしいな…アルビノが…なかなか…
4子…ノーマル
5子…ノーマル
6子…ノーマル…
7子…ノーマル
8子…ノーマル
9子…ノーマル

あるぇー?(;・3・)
最後の10子…
ノーマル☆
なんと…50%の確率で生まれてくるはずのアルビノがゼロ…だと…。

    考えられる可能性

  • とんでもないバッドオッズだった。1/2で生まれるはずのアルビノが10個ともハズレ。つまり1/2の10乗で1/1024の奇跡をゲットした(笑)
  • ピンクアイリューシスティックはアルビノとリューシスティックのダブルホモではない。実は全く別のミューテーションだった。
  • ピンクアイリューシスティックはアルビノとリューシスティックのダブルホモ。だけどコブと♂君のアルビノは遺伝的に別系統だった。

すごいことになってまいりました…。
まぁ私の運が悪い説も…こう、あながち否定は出来ないのですが…w(私、肝心な時の運がいつもとんでもなく悪いので☆)
でも1/1024の話より後者2つの方が現実的な話だとは思う。
というわけでアルビノに関しては来年も要検証。という結論になりました。
ところで、3番目子ちゃんが白い子だったわけですが…
こちらもリューシスティックが劣性遺伝でホモ(♂君)とヘテロ(コブ)の掛け合わせならば50%の確率で生まれてくるはずだったんですが…
結果は3番目子1匹だけでした。
運が無いのか…ww
まぁ1匹だけでも生まれて来てくれただけありがてぇ話だという事で。
どや?
/ところで俺の背中を見てくれ。こいつをどう思う?\
ドヤァ
おいちょっと待て
こいつ背中に模様があるぞ!!??
思わずくらっと眩暈が…w
リューシスティックじゃなくてリコリススティックだと!!??
なんかもう想定外の出来事が起こりすぎて私どうしていいものか…www
(ところでリコリススティックとリコリスティックはどっちが正解?)
これなら10匹中1匹しか生まれなかったのが理解できる。
リコリススティックが劣性遺伝として、コブも♂君もお互いへテロリコリススティックなら25%の確率でしか生まれない。
10匹中1匹ならわりと妥当な割合だ。
そんなこんなで初の繁殖は驚きの連続の後幕を閉じました。
みんな無事に生まれて来て良かった!