タマゴヘビのあずきちゃんですが、以前紹介しましたときに和名が分からない!と嘆いておりました。
で、その後ヘビを研究されているTさんに尋ねましたところ、和名について無事解決いたしました。
結論から言うと、外国産の爬虫類に関しては和名は決まっていないらしいです。
なので実質好きなように呼んでいいらしい。
ちなみに国産の爬虫類・両生類に関しては日本爬虫両生類学会が混乱を避けるために決めている、標準和名があるとのこと。
しかしまぁ、外国産の爬虫両生類は学名を和訳したものか、英名を和訳したものが通例らしい。
今回悩んでおりましたうちのDasypeltis atraですが、今のところクロタマゴヘビ・サンガクタマゴヘビという2つの流通名があります。
「クロタマゴヘビ」は学名から、「サンガクタマゴヘビ」は英名から和訳したものだそうです。
学名のatraとはラテン語で「黒い」のことだそうで。
対してこの種の英名はMontane egg-eating snake、サンガクタマゴヘビとなるわけですね。
しかし、ご覧の通り…
うん、黒くないね…
Exotic-pets.co.uk(海外サイトです)によると、Dasypeltis atraには3通りのカラーがあるらしい。
学名にもなった黒いタイプと、あずきちゃんと同じく赤いタイプ、そんでもって茶色地にスペックル模様が入るタイプ。
色彩多型なんでしょうか?その辺情報が少ないんで分かんないです。
しかし他のメディックにしろコモンにしろかなり色彩・模様共にバリエーションがあるんで、このatra種も色彩多型でもおかしくないよなぁ。
というわけで、今のところ和名としては「サンガクタマゴヘビ」と言った方が混乱が無くて良いんじゃないでしょうか。学名でatraとつけちゃったのはちょっと早計ですよね。
そんなわけで、今後私は和名「サンガクタマゴヘビ」を使いたいと思います。
Tさん、色々と教えてくださりありがとうございます<(_ _)>
さてさて、結局以前紹介してから一度も出番の無かったあずきちゃんですが、元気にしております。
結構大きくなったんではないでしょうか。
こんな環境で飼ってます。
プラケに腐葉土を敷いて、ウェットシェルターと水入れを設置。
霧吹きとかは全くしてません。ものすごい放置気味に飼ってます。
ウェットシェルターがカラカラに乾き、ただのシェルターになっている事もしばしばw
水入れの水だけは切らさないようにはしてます。
あずき本人はウェットシェルターの中に入っている事が多いです。
でも腐葉土の中に潜っている事も多い。
気ままに場所を選んで暮らしているようです。
温度はわりと高めに設定。28℃~30℃くらいはあるんでないでしょうか。
問題の餌は、卵をあげたりシリンジで溶き卵を強制給餌したり色々。
上の写真のウェットシェルターの前の白いのは、卵の殻ですね。綺麗に殻だけ吐き戻します。
というわけで、できることなら卵一本でいきたいところですが…
この方たちがそう簡単に都合よく生んでくれない…(涙
え?当然のように飼ってますが何か?(キリッ
どうせなら有精卵あげたいなぁと思ってあずき様のために飼い始めました。
キンカチョウ(シルバーバック)のペア。
春に迎えたんですが、6月に卵1個産んだきり全く産んでくれない…orz
で、猛暑が終わって10月になり、最近やっとコンスタントに卵を産んでくれるようになりました。
ありがたく頂戴いたします~…
それまでの間はシリンジで強制給餌でした(´;∀;`)
といってもその辺適当なんで、強制給餌も月に1~2回くらいのペースです。
それでも迎えてからあずきちゃん3回は脱皮してるんで、まぁこんなペースでも大丈夫なんでしょう。
野生下では鳥の繁殖期にドカ食いして、その後来年のシーズンまで絶食して過ごすという、修行僧もびっくりの生活をしてるらしいんですが、とりあえずあずきちゃんはこの数ヶ月だらだらとエサをあげ続けても普通に食べるんで、出来る事なら食べたいんでしょう。
ボールパイソンよろしく、大人になると拒食しだすのだろうか…。
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タマゴヘビの威嚇姿を撮影してみました。
体を擦り合わせる音が伝わればいいんですが…
水の滴る音が五月蝿いww
今日はイマイチ威嚇してくれませんでしたが、絶好調の時は思いっきり音がして噛み付くフリも披露してくれます。