やんばるの夜

というわけで夕方5時ごろに一度ホテルに戻りひとやすみした後、夜7時前から再びハーピング開始。
7時前にはすっかり日が沈み、辺りは真っ暗です。
日中けっこう雨が降りましたが、夜になっても気温はほとんど下がらず、生き物にとっては絶好の活動気候です。
これは楽しみ!


しばらく山道を走った後、車を降りて道の脇の排水用の穴(?)を覗いたりして何か生き物が居ないか探す。
足で腐葉土をざくざく掘ってみたり色々…
懐中電灯で足元を照らしながら入念に探す…
探す…
クロイワトカゲモドキ
壁になんかくっついてる。
クロイワトカゲモドキ
クロイワトカゲモドキ様キターーーー!!!!
<沖縄県の天然記念物>です。
天然記念物なのでもちろん触れる事すらままなりません。
でも写真は撮りまくったよ☆
夜のハーピング一発目がトカゲモドキさんとは、これまた…美味しい…っ!!
日本にこんな爬虫類がいるなんて…素敵!
AさんBさん私と怪しげな3人組のカメラのフラッシュが怪しく光るひと時でしたw
カニ
途中のちょっとした水路(?)に居たカニさん。
なんかすごい大きいんですけどw
ナミエ
同じく水路にいたナミエガエルです!
こちらも<沖縄県の天然記念物>です。
途中の水路にも小さいナミエガエルは居たのですが、みんなすばしっこくてカメラを構える前に逃げちゃう><
でもこの大きい個体は、落ち葉を乗せて隠れているつもりなのか?近づいてもなかなか逃げず、パシャッと撮らせてくれました!
写真だと大きさが分かり難いですが、大きくてびっくりしました。
本州のヒキガエルのアダルトくらいはありましたよ。
でもBさんが一眼レフを構えている間に逃げちゃった…笑
やせいの オカヤドカリ
Bさんが見つけた野性のオカヤドカリ!
<国の天然記念物>です。
まぁでも現地で数が少ないってわけでもないんですが…w
でもペットショップで見るのとは違う実際の野生の姿を見れたのは良かった。
クロイワさん
再びクロイワトカゲモドキに遭遇。
ちょっといいかんじの写真?w
アクロバティック・クロイワさん
沢のコンクリ壁を上から見下ろすと、まさかの場所にクロイワさん。
めっちゃ垂直なんですけどwwww
クロイワさんマジパネェっすwwww
ハナサキガエル
……すみません、種類忘れましたw
リュウキュウカジカかハナサキガエルかのどっちかw
見分けるスキル無くてすみません……。

2011/10/30追記:リュウキュウカジカガエルだそうですwAさんありがとうございますw

再び車でひたすら流す

そんなこんなでまたしばらく車で流し始め、時間はそろそろ夜9時ごろでしたでしょうか…
私は助手席で(酔いやすいので…)道路左側担当。運転はAさん、主に右側、Bさんも後部座席で右側を見ていました。
しばらくこれといった収穫が無く、3人ひたすら無言で一心に道路に何か落ちてないか(生き物が)眼を凝らしていたのですが…
突然の急ブレーキ。
そしてぐいーんと一気にバックw
道路右側を見ていたAさんとBさんが興奮気味に叫ぶ。
「ハブだ、ハブッ!!!」
「ホンハブ!!!」

私「マジっすか!!?」
3人とも光の速さで車を降り走る!
見ると道路わきの壁をスルスル滑っていく黄色い何かが!
ハブ!
Bさん自慢の石垣島で手に入れたハブ棒で(笑)ホンハブ様捕獲!
かっ…けええ…(ゴロンゴロン ←のた打ち回る音
これがなかなか大きい。
Aさんとの比較写真もあったりするんですが、Aさんを特定されそうな画像はNGってことなんで今回は掲載は無しでw
だいたい目測ですが160~180cmはあったのではないかと思います。
今回爬虫類目的で沖縄旅行に行く事を家族に告げた際
「ハブに噛まれたらどうすんの!?」
と言われたりしたのですが、実際やんばるをうろついてハブに遭遇する方が珍しいらしい。
(海岸沿いにはわりと居るらしいけど)
逆に見れたらラッキーなのです。
ホンハブ
そしてやんばるのホンハブは美しいらしい。
私はホンハブなんて見る機会が無いので比較のしようが無いのですが(笑)
この個体、とてつもなく綺麗だと思いませんか。
「金ハブ」「銀ハブ」と呼び分けられる2タイプのカラーが居るそうですが
こちらはいわゆる「金ハブ」なのでしょう。
それにしても、生で見るハブは本当に格好いい。
というかこの個体がカッコイイのだろうか。
正直ジャングルカーペットパイソンにも全然負けてない色と模様してるでしょ!?と思いました。
ホンハブ
特にこの頭部の模様を見てください。
頭部の模様だと完全にホンハブ大勝利です。
さすがに毒蛇なんであんまり近づいて撮影は出来ないのでブレブレですが…w
ホンハブ
さんざんいじくりまわしてようやく開放されたハブさんw
貴重な体験をありがとう!
ハブを見る目が変わったよ!
ちょっと長くなりそうなんで2回に分ける。