緑太郎、病院へ。

大変お久しぶりです。
なんだかもうこのブログも放置されて忘れられていくブログの一つになってしまうんではないかという勢いでしたが、平然と突然更新したりしてみます。
冬眠させていた連中もとっくに目覚めてご飯は食べているし、何やら他にも色々とお知らせしたい事があったりするんですが、まずは緑太郎の事をば記事にしたいと思います。
ええと、まずは前回の緑太郎の記事で「脱・拒食したYO!」と大喜びしていたんですが、正直ぬか喜びでした。
脱・拒食記念日が去年の11月の終わりだったんですが、その後年が明けてしばらくくらいは食べてくれていたんです。(活き餌だけだけど…

事の発端

ところが2月あたりからまた活餌をあげても反応しなくなる。
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左の上唇?目の下?あたりが…
なんか腫れてる…!?


これはウワサのマウスロット…!?
慌てて見てみるも、元気が無いとかそんな感じではない。
どうする?
医者に連れて行く?
ここで考えないといけないのが、当時2月。真冬です。
私の足はというと電車。残念ながら自動車免許は持ってません\(^o^)/
しかも爬虫類診察可能な動物病院(クサガメのもじもじが以前お世話になったところ)はどう見積もっても確実に片道1時間45分はかかります。
いくら発砲スチロールで輸送してカイロなどで完全武装で行ったとしても、どこかから冷たい風は入ってくるもんです。
ストレスなのは確実。それを分かっていても連れて行くほどの緊急性を持ったものか?
そこはもう飼い主の勘です。他の人がどうこう言おうと一番自分のペットを見ているのは自分なんだから。
…で、私は暖かくなるまで待つ事にしました。
もし自然治癒してくれるならそれでもいいし、春になって暖かくなってきたら食欲も戻るかもしれないし。
しかしこの考えは甘かったですね。大変甘いです。甘すぎて糖尿になりそうです。
簡潔に言えば、全く良くならなかったです。
むしろ、なんか汁が出てきて、それによって口がくっついてしまって口を開けられなくなるという事態にまで発展しだしました。(舌の出し入れや呼吸は出来ている)
それが4月の終わりごろ。
え、4月の中ごろだったら充分暖かいし病院連れて行けたんじゃ?という疑問、ハイ最もです。
しかし年度の始まりで仕事が繁忙期だったんです、という言い訳をさせてください。
ついでにいうとスタッフも総替わりしたもんで引継ぎが鬼だったんです、という言い訳もさせてください。
さらに人員不足で(ry)という言い訳(ry
……ごめん、緑太郎…。

動物病院へ

そんなわけで、最後の砦・5月のGWが終わってやっと落ち着いた休日、緑太郎を動物病院へ。
病院に連れて行くまでの日々の間も緑太郎は別段痩せるでもなく(全く食べてないのに)普通に綺麗にとぐろを巻いて生活する日々でした。
それだけに飼い主はこんなに悠長にしていた部分もあります。
そして診察。
医師「あー、これは膿が溜まってますねー。マウスロットというよりもっとこう…牙が折れたりして骨に近いところが感染症になったと言うべきで、マウスロットより断然奥の方に膿が溜まってるはずです。
牙も数本抜けてますね…こういう口腔内の病気で怖いのは、傷そのものより、繁殖した雑菌が気管内に入って呼吸器の感染症を起こす事なんです。
まずは膿を取らない事には二進も三進もいかないので切開して膿を出しましょう。」
私「……!!!」
現実は厳しかった。

▼原因は牙が折れたりして起こった感染症っぽい。
→強制給餌の時期に傷つけてしまったのか?
→あるいは自発的食餌の後、脱皮した時に傷がついた?(顔を結構グリグリするので)
▼どうやらかなり根が深いらしい。
→牙も数本取れてるとか(´;ω;`)
▼傷そのものより、怖いのは二次感染
→目からウロコ。というか口腔内感染をナメすぎてた自分に鬱。
▼切開しましょう^^
→せ…切開だと!?

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切開されました。(赤く見えているところが切開した傷口です)
麻酔とか…もちろんされてないよね…
というか体の大きさからして麻酔したほうが逆に危ないよね…
取れた膿は、綿棒の先にチョコンと乗るくらいのほんの数ミリの大きさ。
汚い例えですが、ちょうど耳掃除した後の綿棒の先につく耳垢ひとかけらくらいの大きさです。
でも、緑太郎の顔の大きさから考えて、人間に例えるなら自分の眼球一つ分くらいの膿の量なんですよね…。
それを自分に当てはめて想像したら、痛くて熱くてたまらないだろうなぁと思いました。
じわじわとそんな思いがこみ上げて、本気で緑太郎に申し訳なくなる。
よく我慢したよ…普通は痛みに発狂するよ…
緑太郎、お前は立派なオトコだ…。
処方されたのは抗生物質の飲み薬(毎日シリンジで流し込む)、切開した傷口の消毒用の塗り薬。
シリンジでの飲ませ方を別室で看護士さんにレクチャーしていただいたんですが、その看護士さん(女性の方)緑太郎の事をしきりにカワイイカワイイと言って下さいました。
ありがとうございます。
お会計は初診料込みで1万円ちょっと。
予想よりは下だったかも…。
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ひたすら毎日薬を飲ませて消毒。
最初の5日くらいは切開したので首周りまで腫れました。
いたそう…><。
腫れているので下顎のウロコの隙間が開いているのが分かるでしょうか。
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/ く ぱ ぁ \
消毒も心を鬼にして傷口を綿棒でグリグリしましたが、1週間ほどはそのたびに出血しました…orz
左上顎の歯茎部分の変形が著しいですね…。
2週間おきに病院へ行って診察を続けています。
今では切開部分の傷は完全になくなり、上顎の腫れもだいぶ引いてきて、薬も1日おきになってます。
ただし、なんせ緑太郎、体が小さいのでまだ油断は出来ません。
腫れの引きも抗生物質のおかげでという可能性もあるので、このまま抗生物質の量を減らすと再発の可能性も。
今後も定期的に緑太郎の様子をお伝えできればと。
(また筆不精がたたる可能性もありますがw)

2 件のコメント

  • 早く緑太郎が元気になって欲しいですね。
    彼らはしゃべって教えてくれませんから飼い主が定期的に観察してあげなきゃいけませんし、ホント動物を飼育するっていうのは難しいなぁ~としみじみ感じました。

  • 緑太郎、結構元気みたいです。
    腫れもかなりひきました!あとはまた自力採食してくれるのを待つばかり…。
    もともとが拒食気質のある奴なもんでそれはいつになるか分からないですが…笑
    なにはともあれご心配おかけしましたが危機は脱したようです。
    動物を飼育するって難しいですが、今回のは私の判断ミスですね(;_;)
    もっと早くに連れて行けば良かったです…。
    サインは結構早くから出していてくれていたので。