前回のもじもじの記事が記事だったものでアレなんですが、もじもじは元気です。
前回記事から2ヶ月以上経ち、いい加減私の記憶もあやふやになってきてるんですが、以下続きです。
もじもじ、そして再び動物病院へ。
前回の残念な病院に行った翌日、私の中で不信感が溢れていたので即刻で別の病院に行きました。
今度は爬虫類関連の書籍でよく目にする病院。
ただし遠いorz
電車を2回乗り継ぎ行って来ました。時間にして片道1時間半。
梅雨の気温だからできた遠出です。真夏じゃ確実に無理でしたね…。
遠出になるので、犬猫用のキャリーケースを使用。
電車内でジロジロ見られましたw
たぶん覗く人は可愛い犬猫を期待してたんでしょうが、覗いてまさかの黒いデカイ亀でびっくりしたことでしょうw
噂の病院は凄かった。
まず待合室に電子掲示板があることにびっくりです…!
基本的に色々とハイテクです。インターネットでの診察予約なんかもできるらしいです。
待合室はエキゾチックペットを連れた人がほとんど。
フェレット、ウサギが多かったです。さすがに爬虫類を連れた人は私1人だけでしたが…。
ちょっぴり恥ずかしいシステム
診察室がいくつもありまして、順番が来たら放送で「○○ちゃん、第△診察室へお入り下さい」と呼ばれるシステム。
私のときも

と結構大きい音で放送されなんとも気恥ずかしい思いをしましたw
診察開始
そして診察室へ。
その前におさらい的にもじもじの症状を。
■後頭部から首にかけて腫れている
■食欲が無い
→後頭部の腫れと食欲低下の因果関係が不明
→食欲不振は時期的に産卵が関係しているかもしれない
→しかし今までの経験上これほど長期間(1週間以上)食欲不振が続くことが無かった
医師にも上記の内容を伝えました。
早速医師はもじもじの首を引っ張り出して保定し、患部を触ったりしてまじまじ見る。
触った感じでは腫瘍ではなさそうとのこと。ホッ・・・
そして、押すと何やら透明の液体が出てくる。(リンパ液って言うのでしょうか?)
恐らく菌が入って炎症を起こしていて、後頭部の腫れは液体が溜まっているからだろうとのこと。
液体を抜いて、傷の中に細い管を入れて中の方まで洗浄します。と言われ扉の奥の処置室に連れて行かれました。
基本的に処置を飼い主の前でやらない方針のようです。
待つ事だいたい15分ほどで再び呼ばれ、診察室へ。
見事に後頭部がしぼんでました!
ただし首は腫れている状態・・・。
なので相変わらず首を引っ込めようとしても引っ込みきれない状態です。
どうやら後頭部の傷の炎症の影響で首が全体的に腫れている様子。
医師曰く「重要器官が集中しているところなので(頭~首なので当然ですが)この腫れはあまり思わしくない・・・」との一言。
ぎゃああ、そんなに不安を煽らないで;;
そして前日に別の病院に行って抗生物質の注射を処方されている旨を伝えました。
もじもじの性格上、経口投与の薬は難しいので(食欲さえあれば経口投与できるんですが、その時は無かったので・・・´д`。)そのまま処方された注射を続ける方向がベターだろうとのこと。ただし注射の抗生物質が何であるかは聞いて来て下さいと言われました。
1週間後にまた来て下さいということでその日は診察終了。
消毒と、傷口保護のための軟膏を処方され、約6000円ほど。
交通費を足せばもうちょっとかかってます。
抗生物質の名前を調べておいて下さいとの言葉をうけたので、その日早速例の動物病院へ電話して聞きました。
バイトリル という抗生物質でした。
そして翌週
そして翌週再び電車を乗り継ぎ病院へ。
同じようにまたやたら大音量の放送で「もじもじちゃん~」と呼ばれいそいそと診察室へ・・・。
1週間経過しましたが、未だに首は腫れている状態。
後頭部も液体を抜いたものの、次の日には再び溜まっている状態でした。
診察室へ入ると前回とは別の医師。(その病院は獣医さんが常に10人近く居るようです。)
同じように患部を見せて、今回は傷の正体を暴くため傷のあたりの細胞を見てもらいました。
そして食欲不振は卵詰まりが原因の可能性もあるためレントゲン検査も。
再びもじもじは奥へ連れて行かれ、まったり待合室で待つ私。
わりと時間がかかり、ようやっと呼ばれ診察室へ。

私は毎日見てるので変化が分かりづらかったんですが、どうやらマシにはなってるようです。
うひー;;と思いながら毎日注射をぶっすり刺した甲斐がありました・・・笑
診断結果
細胞を取って検査した結果、炎症細胞ばかりでアヤシイ細胞は無かったようです。
これで完全に腫瘍の可能性はなくなった!私歓喜!
そしてレントゲン写真も見せていただきましたが・・・
私の手元には写真は無いので再現イラストで失礼ww
すごく……卵です……
炎症を起こしている頭周りは全体的に白いモヤがかかっていました。(人間の肺炎とかといっしょですね!)
そして見事なまでの卵 卵 卵。
これはいつもより多いな・・・。
『卵自体は殻が綺麗に形成されているし、カルシウム不足などの問題も無いよ!』とのこと。
卵の数がいつもより大分多かったので、それにより内臓圧迫で食欲不振になっているんだろう、という結論になりました。
これでしばらくしても全く卵を産む気配が無ければまた病院ですが、あとは抗生物質注射をしばらく続けて首の腫れが引けばOKでしょうという話。
抗生物質も、そのバイトリルというやつで問題ないらしいです。
どうやって注射を打つか
ところがその病院、基本的に飼い主に自分で注射させることはしないらしい。

家が遠方だし、毎日ここまで注射打ちに来てもらうのは無理だと思うので・・・
どうにかその近所の病院で注射だけもらえるように頑張って!
と言われました。
こうこう言えば注射処方してもらえるはずだから・・・となんだかとってもざっくばらんに方法を伝授していただきましたw
そして診察終了。
その日はレントゲン撮ったりしちゃったので・・・1万五千円ほどでした><;
あんまりお金のこと考えてなかったのでヒヤヒヤしましたw
その時は手持ちので間に合ったんですが、もし足りなかったらどうなってたんだろう・・・
そう、キミはそういうヤツだった
その後…
数日後、もじもじは見事に卵を産みました。
多分かなりの数だったんですが、私が気付いた時には全部食べてました・・・。
その後は素晴らしい食欲を見せております。
なんとか彼女が産みやすいような産卵所を作ってやりたいところなんですが(医師にも作ったほうがいいとアドバイスされました)かなり大きい入れ物が必要なんですよね・・・。
そこにどうやってもじもじが出入りできるようにするか、とか置き場所とか、色々課題があります。
(ちなみに公園などに連れ出しても、逆にもじもじはパニクるのみで産卵どころじゃなさそうです)
その後の傷の状態
お医者さんが仰ってましたが、爬虫類は皮膚の代謝が遅い(?)とかで傷が表面に出てくるのが非常に遅いらしいです。
そして膿は人間のような粘液体ではなく、チーズのような固形物。
もじもじの後頭部の膿も、1ヵ月後の8月あたりに表面に出てきました。
そしてボロリと取れた跡。
現在はとっても元気にしております。